加速走とは、タイムトライアルの際に十分な加速を得てからタイムの計測を開始する方法です。
通常のタイムトライアルではスタート時には助走を付けませんね。
短距離走では一つのレースを局面ごとに分ける事が出来ます。例えば100m走では「加速区間・トップスピード区間・スピード維持区間」の3つの局面に分ける事ができますが加速走ではトップスピードを高める事を目的とした有力なトレーニング方法の一つです。
加速走は10mから20m程度の助走区間から計測スタート地点まで助走を付ける事ができるので十分にスピードが乗り切った段階からタイム計測スタートされ、通常のタイムトライアルよりも断然速いタイムが出せます。
では、通常のタイムトライアルに比べてどのぐらい速いタイムが出るのかと言いますと、助走区間を10~20m設けた50m加速走では通常の50m走タイムよりも0,75秒±は速いタイムが出ます。
つまり、普通の50m走で6秒5の場合、加速走では5秒85程度のタイムが出ることになります。