スパイクと運動靴のタイムの違い&路面とシューズの相性
スパイクとランニングシューズではどのぐらいタイムが異なるのか?
スパイクを履いて速くなる人と遅くなる人がいます。その理由は慣れによるものと、そもそものスパイクの質によるものです。
また、走り方だったり、筋力によってもスパイクのポテンシャルが生かせるのかどうかが変わってきます。
スパイク向きの走り方の人はスパイクを履けば速くなるし、スパイクを生かせない走り方をしている場合はかえって運動靴よりも遅くなるでしょう。
また、スパイクは基本的に陸上トラックで走る事を想定して造られている履物なので土のグラウンドで走る場合は運動靴の方が速くなる事もあります。
路面とシューズの相性について
靴の種類/路面 | タータン(陸上トラック) | 土のグラウンド(校庭) | アスファルト(路地面) | |
陸上用スパイク | ◎ | △ | × | |
サッカー用スパイク | 〇 | ◎ | × | |
ランニングシューズ | △ | △ | ◎ |
残念ながら土のグラウンドにランニングシューズはあまり良い相性とは言えません。ランニングシューズなどの運動靴はクッション性のあるソールを使用しているため、反発力が低いです。おまけに、接地の際に砂で滑りやすいのでグリップ力にも欠け、走りにくいです。ランシューを生かすにはアスファルトなどの硬い地面が良いです。
小学生は50m走、100m走のタイムに敏感ではありますが知識が少ないため、シューズと言うと殆どの生徒がランニングシューズなどの運動靴を履いて体力測定や運動会に挑んでいるのが現状。これだと自分の走力のポテンシャルを十分に発揮できません。
一方でサッカーのスパイクや野球のスパイクを履いている子は良いタイムが出せるのでクラスのヒーローとなっています。
勿論、サッカーや野球を習っている子は走り慣れているので当然と言えば当然ではありますが。
もっとも、サッカーのスパイクや野球のスパイクは土や芝生などで走ることを想定して造られているので学校の校庭グラウンドで走る場合は最適なのです。運動靴よりは多少重さはあるが靴の裏にスパイクが付いており、土のグラウンドで走る際にグリップ力を発揮するし、運動靴よりも硬さがあるので反発力も生まれ、走りやすい。
陸上のスパイクがタータントラックとの相性が抜群であり、アスファルトとの相性が悪いのは説明するまでも無いでしょう。
各々のタイム差はどの程度生まれるのかの詳細はこちらのページにて解説しています。